頚椎椎間板ヘルニアの一般的な症状・原因・病院での治療方法について

■頚椎椎間板ヘルニアの一般的な症状とは?

首や肩に痛みや痺れ、脱力感を生じ、また、腕から手にもその症状があらわれます。

重度の場合には、両手や下半身にまでおよび、物がつかみにくい・物を良く落とす・足が突っ張る・歩きにくいなどの症状へ進行することもあります。

現在では、椎間板の変化やヘルニアの位置を知るためには「MRI」という装置で調べます。 これにより外来でも比較的容易に診断がつけられます。また、必要に応じ脊髄造影などで検査します。

 

■頚椎椎間板ヘルニアの原因

ヘルニアとは、「飛び出す」という意味です。 椎間板ヘルニアとは文字どおり中身である髄核が飛び出してしまう症状です。

20歳代からすでにはじまる椎間板の加齢的変化や、不良姿勢などの背骨にかかる負荷の積み重ねにより、線維輪がふくらんだり、亀裂が生じて中身である髄核が外にはみ出します。 この結果、脊髄や神経根を圧迫して症状があらわれるのです。

 

■頚椎椎間板ヘルニアの病院での一般的な治療方法

痛みが進行している場合や強い場合は安静にすること。

基本的には、消炎鎮痛剤や湿布、必要に応じてカラーななどの装具療法や、けん引療法など、保存的療法で治療を進めます。

症状が軽い場合は通院して治療を進めますが、症状の程度によっては、ヘルニアの摘出・椎骨の固定などの手術が必要になることもあります。

 

 

** 腰痛ナビ より **